■御前より継承せし遺物
■■に伝わりし「穢祓いノ神具」
「塩椎」の名を冠し神具七振り
「棍」「刀」「扇」「弓」「錫」「櫛」「紐」
これら「神」と「ヒト」とを繋ぐ器物
転じて「針」と呼ぶ
■■が賜りし「棍」「刀」「錫」
三振り合わさりて「槍」となり
「針」が■■■■を糧に能力を変質せしもの
穢れを吸い浄化せし針の力
人より命を吸い簒奪する力
二つの力を有す
その刃 ■■さえ届きたり
「忌むべき力」と定める
■■命奪うには一つにつき一人の贄を必要とす
贄の罪 即ち器の大きさとなり
■■■より蒔かれし聲あるいは泪なり
野に混ざり理外の華芽吹かせるなり
花弁を運び■■に導あたえたり
導 社への道暴きたり
宿痾 抗うべからず
紡ぎ 許されざる大過なり
■■奉りし御神
半蛇半龍の神体
和魂で白銀に輝き
荒魂にて紅蓮に燃ゆる
数多の山を跨ぎ谷の主として君臨す
抱く命の数は七
贄により豊穣 不敬により滅びを齎す
禁足の地侵せば大禍によりてこれを罰する
旧名■■春風 ■■宗家追放により名を
■■と改め巴を名乗り始祖となる。
三振りの針用いて祓魔を生業とす
流浪の末 銀嶺谷戸にて居を構え■■■を奉る
■■の血 色濃く■■は巫女の一族となり
■■の庇護を受け生業を為す
生血に浸した封紙 三日三晩の行を持って
これを幣とし吐瀉丸を宥め封ずる
幣 ■■の生血によりてこれを為す
■■の血 春風をもって叶わず
■■が継承せし■■毒 これ神罰なり
血族絶えるまで赦しは叶わず
■■の女 経水通じ牙深く刺さり、
夜伽を持って注がれる
焔舞い上がる程 蝋は溶け逝く
